WIndowsで外付けHDDが認識しない・読み込まない原因と6つの対処法を解説！

突然外付けHDDやUSBメモリーなどが認識しない・読み込まない、反応しない等の問題が発生したことはありませんか。PCで外付けHDDやUSBメモリーが認識しない・読み込まない、反応しないときに考えられる主な原因は、USBポートの不良、ドライバーが対応していないことが多いです。

PCでハードディスクやUSBデバイスが認識されない・読み込まない原因の一つに、ハードウェアの損傷も考えられます。この場合はソフトウェアでは判断できませんので、自分の目でUSBポートを確認するしかありません。

また、ドライバーのバージョンが古いと、外付けHDDをPCで正常に認識・作動しない場合があるので、ドライバーの更新を行う必要があります。ドライバーのアップデートを実行するには、デバイスマネージャーからアップデート作業をする、またはWindows Update から更新作業を行います。

外付けHDDのドライバーの更新には様々な方法がありますが、最も簡単な方法はWindows Updateで更新プログラムを検索することです。

ただし、外付けHDDに同梱されていたディスクのアプリケーションやダウンロードしたexeファイルからドライバーソフトウェアをインストールしていた場合、ソフトウェアアップデートのソフトウェアがインストールされている可能性があります。

まずはWindowsのスタートメニューアイコンの上で右クリックをして、「デバイスマネージャー」を選択し、起動します。

「デバイスマネージャー」は、Windowsキー＋Rを同時に押して”ファイル名を指定して実行”を起動し、「PowerShell」を起動して、その画面に「mmc devmgmt.msc」と入力して実行することでも起動できます。

起動したら「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」を選択します。ここで豆知識ですがUSBとは「ユニバーサルシリアルバス」の略です。選択すると認識されているUSB端末が一覧表示されますので、「USB大容量記憶装置」を右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。

するとポップアップが表示されますので、上の「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選択します。これを選択するとインターネット上から選択しているデバイスのドライバーソフトウェアを自動で検索しインストールしてくれます。

まずはWindowsメニューから左側の歯車のアイコンを選択します。
複数のソフトウェアのアップデートやシステムの更新が必要な場合もあるので、その場合はWindows Updateを使用して更新作業をします。

Windowsの設定が表示されますので最後の項目である「更新とセキュリティ」を選択します。

Windows Updateが表示されますので、更新プログラムのチェックをクリックして認識されているデバイスが最新の状態であるかを調べます。

もし更新できるプログラムやドライバーソフトウェアがある場合は自動的にダウンロードと更新作業が開始されます。再起動が必要な場合もありますのでポップアップに従っていれば自動的に実行されます。

外付けHDDが認識しない・読み込まない・反応しないときの対処法の2つ目の解決方法としてHDDのドライブ文字やパスの変更があります。

ドライブ文字とはCドライブやDドライブなどHDDパーティション（領域）ごとに割り振られる名前のことです。

またパスは、その名前のHDD領域にアクセスするための経路のことを指します。これがうまいこと設定されていないと認識せず、反応しないこともあります。

ここからはHDDのドライブ文字を変更する方法をご紹介します。HDDのドライブ文字を変更すると、これまで保存していたものがパスが変更されるため、再認識させるために再設定が必要になることにご注意ください。

先ほど「デバイスマネージャー」を起動したときと同様に、Windowsアイコンの上で右クリックをし、「ディスクの管理」を選択します。

すると「Windowsディスクの管理」が表示されます。ここには現在PCに搭載されているHDDの文字とパーティションごとの状況が表示されます。認識していない、反応しないストレージのHDDの表示の上で右クリックします。

そこから「ドライブ文字とパスの変更」をクリックします。

すると上図のようなポップアップが出ますので、「変更」をクリックします。

そして新しいHDDのドライブ文字を指定します。ここにはすでに使用されているHDDの文字は表示されませんので、自分が判別しやすいHDDのドライブ文字を指定することをおすすめします。

HDDのドライブ文字を変更するとプログラムが実行されなくなる可能性がありますという警告が出ますので、HDDのストレージ内が空であることを確認して「はい」を選択します。

外付けHDDやUSBなどのリムーバブルディスクを使用する際、PCがHDD内のウイルスの感染を防止するため、マルウェア対策ソフトがアクセスを制限したり、ウイルスチェックが完了するまで認識されないことがあります。

上記の通り、お使いのPCにウイルス対策ソフトがインストールされている場合、ソフトウェアによってはウイルス感染からPCを保護するため、USBや外付けHDD内のウイルスチェックが終了するまで認識させないということがあります。

ですので、そういった場合はまず外付けHDD内のウイルスチェックを実行し、完了してから再度HDDが認識・反応しないのかを試します。

上記のような操作を行っても外付けHDDが認識しない・反応しない場合、外付けHDDのパーティション（領域）に障害またはシステムエラーが起こっている可能性があります。

外付けHDDにディスクパーティションを新規に作成することで認識する場合があります。その際のHDDの作業は上記にも記したように、Windowsのスタートメニューのアイコン上で右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。

HDDに新規にパーティションを作成するにはバーの上で右クリックします。

ここでディスクの管理で認識されたディスク情報のバーが、黒で表示されている場合は、HDDがパーティション分けがされておらず、HDDにドライブ文字が割り当てられていないときです。
 

そして「新しいシンプルボリューム」を選択します。

HDDに新しいパーティションを作成するウィザードが起動しますので「次へ」を選択します。

HDDに新しく作成するパーティションのサイズ（容量）を指定します。デフォルトではHDDの最大ディスク領域が設定されていますので、特に必要な場合以外はそのまま「次へ」を選択します。

HDDに新しく作成するパーティションのドライブ文字を指定します。

新しく作成するパーティションをフォーマット（削除）を行います。HDDファイルシステムやHDDボリュームラベル（パーティションの名前）を指定します。

HDDファイルシステムではWindowsとMacで共有する方は気をつけて選択してください。また、クイックフォーマットするにチェックしておくと、パーティション作成完了時にはすぐに使えるようになります。

今回はWindowsのみでの試用を想定し、HDDファイルシステムをNTFSで行います。すべてが完了したら「次へ」をクリックします。

以上でHDDに新しくパーティションを作成する作業が完了します。エクスプローラーからPCで外付けHDDが認識・反応していることを確認してください。

外付けHDDを認識しない・反応しない場合で、外付けHDD内にデータが残っている場合、データを保存したまま復旧したい場合は、HDDデータ復旧ソフトを使用して復元します。

データ復旧ソフトの多くは有料版ですが、無料版でも1GB程度のデータを復旧できます。今回はMiniTool Partitionというソフトウェアを使用して外付けHDDのデータを保存したまま復旧する方法をご紹介します。

そして、復元したい外付けHDDを選択します。

選択すると外付けHDD内に保存されているデータを検索してくれます。復元したいデータを選択して「保存」をクリックします。

完全フォーマットを行うとHDDにディスクパーティション（領域）を新たに指定する必要がありますので、パスを振り分けます。

やり方は上記のディスクの管理から行いますので、上の表記を参照してください。

ここからはハードディスクがどうしても認識されないときにハードディスクをフォーマット（初期化）する方法をご紹介します。

どうしても認識しない・反応しない場合は、外付けHDDをフォーマット（削除）します。これも同様に上記のディスクの管理から行いますので、上記の記事を参照してください。

外付けHDDに保存されている復元したいときは無料のデータ復旧ソフトでは難しい場合が大半ですので、有料版のデータ復旧ソフトを使用してハードディスクのデータを復元してください。

認識されているハードディスクをフォーマットする方法として、Windowsキー＋Rでファイル名を指定して実行する方法もあります。こちらはコマンド作業になりますのでご注意ください。

外付けHDDなどのデバイスが認識・反応しない多くの場合は、OSとの相性もあります。ですので、むやみにハードディスクをフォーマットするのではなく、HDD内のデータを復元・復旧できる方法を試すことをおすすめします。